ThinkPad X60s 復活計画(第1話)

先日、大井競馬場で行われたフリーマーケットに行ってきました。
参加スペース600とかなり大規模なフリマでどんなおたからが出てくるかと楽しみにしながら家主を半ば引っ張って行きました。

フリマは大井競馬場の駐車場内で行われているようで、どちらかというと(フリマの)プロの多いところでした。プロが多いところは一般の方が出店するフリマに比べて大当たりが比較的多い反面、向こうも判っているので値段が高い傾向があります。また、倒産品や骨董品など転がっているので良いものを手に入れられる確率が高い反面、安物の銭失いもしやすいです。
そんな高レベル帯フリマにやってきてしまったわけですが、無論尻込みしていては良いものが他のお客さんに取られてしまいます。
さぁ、レッツトレジャーハンティング!!

……

入場して5分。二件目のスペースで見つけたは黒くて無骨で小さなノートPC。そう言わずと知れたThinkPadさんだ。めっちゃ無造作に置かれていたので一瞬判らなかった。
さっそく手にとって開いてみる。
IBMマークのThinkPadさん。X40/41だったらちょっとやだなぁ…と思いながら型番を調べてみるとX60s。おぉ、割と掘り出し物だ。しかし…汚い。随分ぞんざいな扱いをされた子なのかも知れない。不憫だな買ってあげなくては!
汚い、本体のみAC無し、バッテリーは死にかけ。メモリカバーもない。でも電源は入る。BIOSロックも入ってないようなので早速交渉。
「これいくらー」
「ニセンエン」
日本語のイントネーションが明らかに外国の方のそれ。交渉の余地ありか。
「二千円!?」
「センゴヒャクエン」
あら、あっさり下がった。千円と言いたいところだったけど、X60sのジャンク千円は流石に安すぎるので1500円で手を打つ。
「アリガトネ」
ホクホク顔でThinkPadさんを胸に抱きながら家主を探す。
「またThinkPadさん?」
見つけた家主は胸に抱いた其れを見て何とも言えない顔でそういっていた。

最初からクライマックスなフリマはこの先も続くけど、今回の話には関係ないので割愛。
帰宅後、早速ThinkPadX60sさんの詳細を再確認。
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外見はそこそこ綺麗。IBMのロゴが良いですね。
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X60sのロゴ。薄い軽いちょっと非力な愛すべき子です。
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キーボードはそこそこ綺麗でしたがトラックパッドの中ボタンが外れかけていました。これはキーボードモジュールごと交換かな?
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背面。メモリがむき出しでちょっと怖い。
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メモリはPC2-5300の1GBが刺さっていました。XPで使うなら十分ですがVista/7になると厳しいですね。
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現場ではバッテリーが放電しきっていてBIOS画面確認できなかったのですが、丁度メインマシンのEdge E420のACが流用できたので刺してスイッチON!
…液晶がイケてませんねぇ。割れているわけではなく、液漏れでも起こしているようです。気になるレベルですがヤフオク漁ってもパネルがないのでそのまま使うことになるでしょうか。
システムの方は特に問題無さそうです。
CPUはCoreDuo L2300@1.5Ghz、X60sが出ていた頃では標準的な低電圧CPUです。上位のL2400だったら嬉しかったのですが大して変わりませんし、Core2Duoとは大きな隔たりがあるのでその辺は割り切って使いましょうか。

とりあえず、この子を復活させるために必要なものは
・HDD or SSD
・メモリカバー
・HDDマウンターとカバー
・キーボードモジュール
余裕があれば
・メモリ
・新品バッテリー
くらいでしょうか。

部材集めるためにヤフオクを眺める日々が続きそうです。
(続く)