Dpub7に参加してきた #dpub7

Dpubというオフ会に参加してきた。

DpubはNo Second Lifeというblogの主宰である立花岳志さんが始めたオフ会であり、DはDeveloper、pはPublisher、uはUser、bはBloggerを意味するらしい。要は様々な立場の人が一堂に会してわいわいがやがやする「ただの飲み会」らしい。

そんなDpubを私が知ったのは立花さんの著書である「ノマドワーカーという生き方」という本を読んだからだ。
渋谷にあるConnecting The Dotsというコワーキングスペースでペカペカ物書きしながらインターネットをしていたらふと本棚を眺めたらその本があったので手にとって読んでみた。何となく面白そうだったのでその場では全部読まないで、帰宅後、隣町の図書館に蔵書があるのを調べて借りてきてじっくり読んでみた。
初めの印象は最悪だった。なんとかいうか、ナルシストな部分が非常に出ていて鼻についた。ノマドワーキングをする上での話も悪くはなかったのだが前述の部分が気になってあまり頭に入らなかった。
それをTwitterに酷評postしたらなんと著者の立花さん直々にお返事を頂き、思いっきり恐縮してしまった。
それから暫くして、本の返却日が近づいてきたので今度は「ナルシスト」というネガティブな部分を一切廃して本を読んでみることにした。
…なんというか、見方が随分変わった。何故立花さんがプロブロガーをし始めたか、その経緯とプロブロガーとしての日常をたくさんのtipを含めて綴られていることが分かった。
それで立花さんに酷評したことをお詫びして、今回読んだ感想をTwitterで書いてみたらまたお返事を頂き恐縮したりした。

で、Dpubの話だが、これは「ノマドワーカーという生き方」に書いてあって、それがどんな物かというのが紹介されていた。100人以上が参加する良い意味でのごた混ぜのオフ会であり、本を読んでから少し興味を持った。
そんな折、2月に東京で7回目のDpubが行われるという報がTwitter上で流れてきた。
今回は180名で行われるという相当大規模なオフ会で、毎回参加希望者が殺到して中々参加が出来ないイベントであると知った。
ふと、興味を持ったので参加してみようと思った。
申込みは3度に分けて行われた。
1回目は過去にDpubに参加したことがある人用の優先枠
2回目は平日の21時に
3回目は日曜日に10時に
各々60人くらいに分けて募集が行われた。
まぁ、そんな焦らなくても参加できるだろう…と踏んでいた私はアホだった。
第1回目の募集は60人10分で埋まった。おかしい。なんだそれ。
ちょっと焦ったが、10分あれば参加出来るだろう、と踏んで2回目の募集を待った。
某日21時、2回目の募集が始まった。参加費は本来PayPal経由でカードで決済するらしいのだが、何故か手持ちのカードがPayPalに弾かれて使えなかったのでメールで銀行振り込みで申し込んでみた。正直、間に合うはずがないし、これでダメなら3度目の募集には参加しないで酸っぱいブドウを吐き続けようと思っていた。
ところがぎっちょん、振込先の書かれたメールの返信が来た。これはやばい。
速攻で銀行振り込みを済ませるとなんと参加できることになったらしい。何でや…。

それからDpub当日まで様々な人が参加することを知ったが、おしなべて「意識の高い人」であるということに驚愕した。明確な目的を持ったBlogger、有名なiPhoneアプリをDeveloper、著名なPublisher、イシキノタカイUser等々…。
そんな意識の高い人の中に本を読んで興味を持ったから何となく参加してみますよー、な自分が本当に参加していいのかどうか非常に不安になり、かなりネガティブなpostをTwitterに投げ続けていた。
前日まで行くの止めようかどうしようか本当に迷っていた。

で、Dpub当日がやってきてしまった。
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こんなカッコつけた名刺を50枚持って戦々恐々しながら会場である六本木の豚しゃぶ屋さんに向かった。
少し早く着いたが、既に参加者さんは結構来ていた。コンビニで時間つぶそうか迷ったが、それもあれなので意を決して突撃することに。
「あ、Dpubの参加者の方ですかー?」
みたいなことを若いおにーさんに言われて、中にホイホイついて行ってしまった。
参加者の手続きをして首からぶら下げる名札と、d,p,u,bのどれで参加するか、の紙も渡された。こんな毒にも薬にもならないblogでbで参加していいのか少し躊躇したがせっかくなのでbで参加することにした。
会場である豚しゃぶ屋さんには既にかなりに人が入っていて暑いくらいだった。
…空調が思いっきり暑かったです。
空調が調節され、ウィルキンソンのジンジャーエールを飲みながら待っていると本当に人がわらわらやってきてびっくりした。これは本当に180人居るわ…。
程なくして主催の立花さんが登場した。立花さん、身長が191cmあり、私の187より高い。しかも覇気があって私より年上とは思えないほどだった。すごい人なのだなー、と思った。

そして、乾杯の音頭が鳴り響き「ただの飲み会」が始まった。
ただの飲み会とは言った物だが、かなりの人が名刺交換をしている。何度も参加したことがあるのか気さくに話している人が居る。
…完全にアウェイ。孤立状態なう。
それでも、今までTwitterのオフ会で何となく培ってきた話しかけスキルを駆使して何人かと名刺交換をしてみた。
…みんなすごい。名刺のデザインはこっているし、blogの人だったら明確な柱(例えばiPhoneやライフハックの情報をメインに扱うとか)があったりして本当に自分のblogが情けなくなってきて恥ずかしかった。
段々ソウルジェムが黒くなってきた…。
中座して帰ろうかと何度も思ったが、せめて立花さんにお会いして本を酷評したことを謝罪したかったので何とか踏みとどまっていた。
何本目かのコカコーラを飲んでいると背の高い人がやってきた。私より背が高い。その人とふと目が合った。
「あ、立花さんですか?」
意を決して話しかけてみた。どうやら立花さん本人だった。
それからは頭が真っ白だった。酷評のこと謝ったかも覚えてない。そしてかなり恐縮なことだったが幹事の中でネガティブな人が居るらしいということで私のことが少しだけ話題になっていたらしい。なのでいろんな人に声をかけて貰えた。すごく嬉しかった。

それから飲み物片手に会場内を歩き回れるようになった。ちょっとだけ元気になった。
目が合った人に名刺交換したり、意外にも話が合う人が居たりと驚きの連続だった。
こんな大規模のオフ会で愉しく思えたのはざまソニと2008年のTwitter忘年会以来かもしれない。

16時、お開きの時間となった。
この後二次会、三次会とあるそうだが中座する可能性があったのと予算の関係で不参加にしていたのでここで帰ることにした。
最後に立花さんと握手して、またお話が出来たら幸いです、と言って会場を後にした。

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もらった名刺。約30枚。よくこんなに交換して貰えた物だと思う。
自分の名刺も50枚刷っていって正解だったなと思う。思いっきり地味だったけど…。

はじめは「意識の高い人」ばかりで本当に不安で不安で仕方なかったけれど、いざ参加してみれば気さくに話しかけてきてくれたり、意外に話があったりして本当に愉しかった。
次があれば是非とも参加したいと思う。
それまでにはもうちょっとblogもどうにかしたいなぁ…。