最近ジャンクが欲しい欲が高まり、気が付けばジャンクPCが2台組み上がってしまった。
どちらもK8世代でやっとNetburstの呪縛から逃れられたよ(父者のPCはPentium4だが父の日プレゼントとして進呈したので私の所有物ではない)と、喜び一つ。
2台組んだうち、1台はWindowsXPインストールしてサブPCとして使用している。もう1台はメモリが512MB、ビデオメモリで64MBさっ引かれるので448MBとUbuntuなりCentOS入れるにしてもやや少ないためほったらかしにしている。
さて、どうしたものやらと某所のフリーマーケットを眺めていたら液晶モニターとキーボードをただであげますというのを発見した。17インチでD-subのみの少し古いタイプである。しかも調子が悪いようで電源は入るが映るときと映らないときがあるとのこと。キーボードは某外資系の普通のキーボードらしいがこれも使えるときと使えないときがあるらしい。
モニターとキーボードが同時におかしいのというのは多分使っているPC、マザーボードがおかしいのではないかと思い、応募者もいなかったので「じゃーください」と応募したらあっさりとくれる事になった。
手渡しが条件だったので朝早くから電車とバスを乗り継いで出品者さんの家に向かった。
おもしろい事に出品車さんの家は実は私の母方の祖母が生前住んでいた家の近くで、周辺の事も意外に知っており、近所の商店街も随分寂れた物だな、と溜息一つつきつつ約束の時間ぴったりに出品車さんの家に到着した。受け渡しはスムーズに終わり、ずっしりと重い液晶モニターを担ぎつつ途中でちょっと豪華な昼ご飯を食べて帰宅した。
早速動作チェックをしてみよう。
メモリが足りない方のPCにつなぎいざスイッチON
・・・
・・
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真っ暗や
あー、本当に壊れちゃってるのね、と大きな溜息をつきつつ原因を調べる。
モニターの型番で調べてもオークションのページにしか飛ばないし、「修理」とか「故障」とかキーワードを追加してもろくな情報が出てこなかった。なので「液晶モニター 修理」で検索してみると先達が修理した記録が大量にヒットしその中から今の症状を当てはめて考えると、どうも電源回りの基盤でコンデンサーやトランジスタの寿命による破損や半田クラックが起きているようであった。
そんなわけでバラしてみた。取り外しの順番がでたらめだったようで少し苦労したが破損もなく無事基板を取り出す事が出来た。
じゃあ、電源基板のチェックを…と目を皿のようにしてコンデンサーや半田の付き具合を確認してみた。
結論:わかんね
生憎私は電子工作が苦手で半田付けも非常に下手くそである。そんな人間がチェックしてもわからないものはわからん、と言う非常に情けない結果に陥ってしまった。
<ジャンク好きの自作カーなら半田付けはお手のもので1万くらいするテスターにオシロスコープ常備だろ常識的に考えて。
すいません…ええ。
じゃあ、この残骸(まだ捨てるつもりはありません)をどうするか、と思案したところ、故障していると思われる電源基板を丸ごと取り替えてしまおうと思い立った。幸い基板には型番が書いてあるので検索すればオークションで出てくるだろうと思い、早速検索してみる。
検索結果:トップがタオバオ(中国のオークションサイト)
以下全部中国のサイトと非常にアレな結果が返ってきた。せめてeBayくらい出てこいよ…。
タオバオのページでみてみると中古の抜き取り品で日本円にして700円くらいで売られていた。モノ自体は安い。しかし、タオバオは中国の銀行口座やクレジットを持ってないと決済が出来ないとか国外に発送でアレだこれだあったりと色々と面倒くさい。
その為か入札から日本への発送を代行してくれる業者があったりするみたいである。
手数料やシッピングコストがどんなものか気になったので適当に業者を選んで見積もりを出して貰った。
22時にフォームで送って返事が来たのがつい1時間前。対応が早く、丁寧な業者さんを運良く選んだようだ。
見積もりによると
電源基板代+中国国内発送+代行手数料=1200円
EMS(国際郵便)で1600円
合計で2800円という計算になる。
これを高いとみるか安いとみるかは意見が分かれるところだが、仮にeBayで落としてもこのくらいしそうな気配なので相場としてはこんなものなのかもしれない。
発注するかどうか今のところ悩んでいる。
というのも、この液晶モニターヤフオクの相場で約3000~8000円で売られている。下限の3000円だとただで貰ったはずなのにヤフオクで買ったのと変わらないじゃないかという事になり非常に間抜けな事態になってしまう。
やはりただより高いものはないものなのだなぁ…。