昨日病院に行ってきた。
病院は横浜で地元から電車で行く。電車一本なので結構楽ではあるが毎週朝早くに家を出るのはやや辛い(世の社会人さんに謝れ!)
いつものように診察とカウンセリングを受け、薬局で薬を貰ってミッションコンプリート。
全部終わると午後過ぎになるので非常にお腹が空く。特に最近は何故か空腹感が増強されているのでBMI的にどうなのか非常に気になるところである。
そうしようか思案したところ迷ったときはスタンダードだよね、と言うことで牛丼にした。大盛りつゆだく味噌汁。いつものジャスティス。某Yで食べたのだけど気のせいか前回食べたときより肉は増えていた。それでも私がアルバイトでYに居た頃に比べるとなんと貧弱なことか。牛丼業界は非常に厳しいのは判るけど、牛丼は肉があってのなんぼである。個人的には値上げしてもいいから肉を増やして欲しいと思った。
腹も膨れたところで横浜駅西口を散策。ハンズに久々に行こうかと思ったが、先にハンズの裏にあるじゃんぱらに行こうと思いそのままじゃんぱらに向かった。
じゃんぱら店内。手持ち5000円で買える物なんてそうそうない。悲しいけどただ見るだけ、と価格調査を兼ねて古いAMDのマザーボードとCPUを眺めていた。
ふと店の隅っこを見るとジャンクコーナーがあった。
ジャンクきたぁぁぁぁぁぁぁ
…と大喜びでジャンクコーナーに滑り込み私は異様だったと思う。気にしちゃダメ。絶対。
5ポートLANハブと詳細不明ヘッドセット、あと謎の電源装置が気になった程度でそれ程大きな収穫はなかった。溜息三つついて振り返るとCPUとメモリのジャンク箱があった。
覗いてみると動作しない4GB PC6400とか笑える品物がある中で一つのCPUを見つけた。
Athlon64 3000+
Athlon64の最下位モデル。とはいえ64bit対応でPentium4よりは個人的には性能がいいと思っている代物である。
さて、気になるお値段は…100円!?
5秒後にレジに向かう私。しかし、よくよく考えたらマザーボードがない。このAthlon64はSocket939なので家にあるSocketAマザーボードは使用できないため、対応マザーボードを購入しなければならない。
Socket939のマザーボードと言うと非常に微妙なところで初期のAGP搭載SATAなしなら1000円台で、後期のデュアルコア対応、PCI-E、SATA搭載となると5000円近くになってしまう。
最悪ヤフオクで…と言うことでマザーボードを再び見てみると…あったSocket939対応マザーボード
LANPARTY UT nF4 Ultra-D
お値段2180円。超お買い得である。しかし、安い物には理由がある。このマザーボードはDFIというメーカーが作っているのだが、特に昔のLANPARTYシリーズは非常にワガママというべきか、相性が激しく扱うのが非常に難しい一品である。とはいえ、チップセットはnForce4なのでPCI-E対応、SATAもついてる。BIOSをアップデートすればデュアルコアも扱えるという物で魅力的と言えば魅力的である。
どうしようか…。
・・・
・・
「ありがとうございましたー」
数分後絶対にお友達になれそうな店員さんに見送られた私がいた。
地獄の一丁目はここからでした
帰宅後届いていた荷物も早々に早速組み立て作業にはいった。
CPUとマザーボードは買ってきた。後必要なのはCPUクーラーにグラフィックカードと電源とケースにHDDに光学ドライブである。全て在庫にあるので組み立てには問題がなかった。組み立てには…。
30分後組み立てが終わった。CPUクーラーの取り付けに少し戸惑った以外には問題なく作業を終わらせることが出来た。
自作PCやっていて一番ドキドキする瞬間がやってきた。
いざ!
電源ON!!
ピーーーーーーーーー
耳につくビープ音が流れるだけでBIOS画面すら出てこないPC。
そこからが地獄だった。
CPU、グラフィックカードがちゃんと刺さっているかチェック、別のグラフィックカードも指した。電源周りの確認もしたし、メモリの相性を考えて家にある全てのメモリを試した。
しかし相変わらず「ピーーーー」というビープ音が流れ、BIOSは表示されない。無慈悲な現実がそこにあった。
何が悪いのか?
全力で考える。考えられるのは
・電源容量が足りない
・CPUが死んでいる(100円だし)
・メモリ相性
・マザーボード自体が悪い
悩んだ末、CPUを取り替えてみようと思い立ち、近所のハードオフに赴いた。
「ありがとうございましたー」
こういうお店だからなのかまたお友達になれそうな店員さんに見送られハードオフを後にした。
購入したのはAthlon64 3500+。デュアルコアのAthlon64 X2 3800+もあったがBIOSアップデートが必要なので無難なシングルコアのAthlon64にした。お値段1680円。お値段換算で行くとPentium4 2.8GHz(With HTT)に当たる。
帰宅後、早速CPUを換装し、メモリも一番いい奴を刺し、いざスイッチオン!!!
「ピーピーピーピーピーピー…」
おい、またビープ音かよ。しかもさらに悪化してるじゃないか。
谷町さん涙目である。いや、本気で涙目だった。
涙拭いて作業続行。とりあえず、CPUを元の3000+に戻し、CPUクーラーの関係でグラフィックカードの位置を変えて(こういうときSLI対応マザーいいよね、と思う)再びスイッチオン。
「ピッ」
心地いい音とともに現れる派手なロゴ。キーボードのDELキーを押すとBIOSも問題なく表示された。
うっしゃぁぁぁぁぁぁ
自作PCやってて一番嬉しい瞬間である。これだから自作は止められない。
BIOS設定をデフォルトに戻し電源OFF。せっかく性能のよりいい3500+があるのでそちらに換装することにした。
数分で換装を終わらせ、再びスイッチオン。
「ピーピーピーピーピーピー…」
あ、あれぇ?
さっきまで動いていた物が動かない。何故に!?
なんでやねんと思いながらふとマザーボードを見る赤色のLEDが3つ光っているのを見つけた。
なんだこのLED?
問題解決の手がかりになるだろうと思い、ノートPCを開きDFIのWebサイトに行き、マニュアルをダウンロードした。何故か中国語だった…。漢字なので読めないことはないだろうと言うことで気にせず読み進めていくうちに件のLEDのセクションを見つけた。LED点灯3つはCPUに問題があるらしい。
CPUに問題ねぇ…。BIOSのアップデートが必要なのか、それとも単に相性でダメなのか。悩ましいところであるが、とりあえずやれるだkのことはやってみようと思いBIOSアップデートをすることにした。
この頃のマザーボードだとフロッピー使ってDOS立ち上げてアップデートしろ、なのだけどあいにくフロッピーディスク媒体を断捨離で処分しまって手元にはない。生産・出荷終了の現在じゃフロッピーなんてそう簡単に手に入るわけない。
どうするか、と思いながらDFIのWebサイトに行くと、なんとWindows上からもBIOSをアップデートできるツールが配布されていた。渡りに船ということで早速動く方の3000+にCPUを換装し、手持ちのWindowsをインストール。特に問題なくBIOSのアップデートが出来た。公式にある一番上野だから最新版、なはず。
さて、これで3500+もうごくよね、とCPUを換装。いざスイッチオン!!!
「ピーピーピーピーピーピー…」
これはもうだめかもしれんね…。
3500+には返金保証がついているので明日返金しに行ってきます…。
今回錬成されたPC
CPU:AMD Athlon64 3000+@1.8GHz
RAM:PC3200 512×2
HDD:PATA120GB+250GB
VGA:Geforce7600GS
毒にも薬にもならない構成のPCだなぁ…。
インターネットしたり文書作ったりするのには問題なさそうだけどゲームは軽いのしか無理そう。
幸いSATAのポートが5つあるのでファイルサーバーに出来る茶出来るけどTDP考えるとAtomやAMD E-350の方がいいし、非常に悩ましい。
100円のCPUから始まった今回の騒動。
こういうのを安物買いの銭失い、と言うのだろうな…。