ATOKは続けても良いとしても、一太郎はそろそろ本気で辞めたいと思っている。
官公庁と文章書きなら一太郎なんてのが言われて久しい。しかし、官公庁でもWordにしますという動きは活発だし、文章書きも余程好きじゃないとわざわざ追加コスト払って一太郎なんて導入しないと思う。私もそんな物好きの一人で10年以上愛用しているが、そんな人間でも辞めたいと思うのだ。
原因は何か。一言で言えば、モバイルOSへの対応する気が全くないJustSystemsに心底嫌気がさしたのだと思う。
一太郎の独自ファイルはAndroid,iOSだと編集する手段がない。ビュワーアプリはあるので開くこと自体は可能らしいが、これがとんでもないクソアプリで全く使い物にならない。
iPadにはPagesとWordというワードプロセッサがある。私はWindows遣いという関係で後者を使うが、一太郎で書いた文章を編集するには
1.一太郎でWord形式(しかもdoc形式)で保存
2.Wordでdocファイルを開く
3.docx形式にコンバート
という3ステップが必要になる。
アホかと馬鹿なのかと思いたくなる。
更に言うと、一太郎ではdocx形式を開くことは出来るが「保存が出来ない」
保存しようとすると一太郎の独自ファイル形式で保存させようとする。
ここまで来ると最早ギャグの領域ではないかと思えてくる。
一太郎の機能は非常に満足している。しかし、ガラパゴス過ぎてもう使うのが苦痛になってきている。
外での物書き環境をiPadに変えようとしているので、今後は互換性を考えてPCでもWordを使おうか迷っている。昔のクソだったイメージが強くて、Wordを使うのに若干の抵抗があるが、ガラパゴスよりはマシだろう。
今後一太郎の年次更新は辞めようと思いつつ、一太郎 for iOS/Androidの登場を期待したい。