ニート脱出ブートキャンプを陰で支えた立役者にして戦いの半ばで名誉の負傷(?)を負った我がノートPC。戻ったら絶対修理するぞと今まで準備してきたけれど、ようやく部品・資料・時間がそろったので本日一日かけて修理をしました。
まず、液晶周囲のカバーを取り液晶パネルを外し、手に入れた中古のパネルと交換…しようとしたらねじ留めの穴の位置が合わないことが発覚。実は液晶パネルは全く同じものが手に入らなかったのでネットで互換性があると言われている物を調べて入手したのだけど、どうもこれはコネクタ周りに互換性があるだけで「物理的には互換性がない」物だったらしい。ちくしょー、バカ正直信じて2枚も買っちゃったじゃないか。今更返品できないぞ。
とりあえずコネクタだけ繋げてPCのスイッチをつけてみる。中古の割にはきれいに映る液晶だった。とりあえず電気的には問題無い事は確認できたので後はこれをどう筐体内に納めるか、だ。
どうするかと思案しつつ、どうにか付かないかあれこれしてみると、どうもねじ穴広げれば片側二カ所だけならねじ留めできそうなのがわかった。うむ、十分じゃないか。
ねじ穴広げの邪魔な部分はぶった切りの無理矢理力技でなんとか液晶を取り付けた。写真撮るのすっかり忘れてたのでどんな無理矢理振りかお伝えできないのが残念です。
外見上は全く問題ないように見えるし、機能も問題なし。うむ、ぱーふぇくとじゃないか。
次に通信周りに前々から不具合があったのでそこも修理した。
一つは有線LANのコネクタ。接触不良を起こして全く使えない状態だったのでネクタを丸々交換。
もう一つは無線LANモジュール。規格が古い上、最近接続が途切れるので別のモジュールに交換。
どちらもメイン基盤を出さないと交換できないのだけど、手に入れた資料に基盤の出し方が詳細に載っていたので特に苦労もなく基盤を出すことができた。後は外してくっつけるだけなので特に何も考えなくてもできた。
こんな感じで修理完了。動作確認をしてみる。
液晶、文句なし。OK。
有線LANコネクタ、問題なし。OK。
無線LAN…古い規格(802.11b)では問題なく安定した通信ができるけど、このモジュールから使えるようになった新しい規格(802.11g)だとなぜか通信ができない。無線の認証は新しい規格でできてるのだけどWebページの表示・pingはできない不思議な状態。モジュールとPC本体の相性がよくないのだろうか?
最後の最後で気になる部分ができたけどその辺は後日考えるとして、今日のところは修理成功で閉めよう。
メモ
修理機体:Toshiba Dynabook SS2100
液晶:LTD121EA3K→LTM12C328
コネクタ形状は互換性あり。ただし物理的には問題あり。
無線LAN:Intel PRO/Wireless 2100B→Intel PRO/Wireless 2200BG
OS上で認識はできた。ドライバを入れるとbでのみ動作。gだと認証は通るが通信ができない。相性なのか何らかのの制限なのか不明。ちなみに入手したモジュールはDELLのPCからの取り外し品だった。