こばうなです、谷町悠之介です。
谷町はかつてEOS40Dというデジタル一眼を持っていました。
東名高速の集中工事の警備という、地獄のようなバイトをした末に手に入れた、最高の一品だったのですが、(当時)最新鋭高級コンデジであるDSC-RX100に様々な点で勝てない&本体+18-270mmレンズの重さに耐えきれなくなってしまいました。
それから、使われないまま放置され、沖縄に新婚旅行に行った際に持って行っても「一回も」使わなかったので、新しいノートPC(ThinkPad X230i)を買う足しにするために売ってしまいました。
それから時は過ぎ、つい先日アキバblogでこんな同人誌が紹介されていました。
中古1万円以下デジタル一眼カメラを楽しむ同人誌第2弾 「弱点をアクセサリーで補う!」
表題通り、中古1万円以下で売られているデジタル一眼で遊ぼう、という本です。中古1万で買える一眼を工夫して使い倒そう、という非常に興味深い内容でした。
中古で1万というと6年以上前のエントリークラスが中心になるようです。それってEOS40Dもはいるんじゃね?
……と思い中古カメラ屋さんやヤフオクなどを検索してみると流石にまだ1.5万~2万近くするようでした。
EOS40Dに拘る必要は無いし、寧ろ重いからノーセンキューです。
本にあったお勧めの機種を幾つか検索して、検索して……。
結果。
そんなわけで、中古U1万で一眼デジカメを買っちゃっいました。
機種はEOS450D。聞いたことない方が殆どだと思いますが、これはEOS kissX2の海外モデルです。
すげー捨て値で売られていたので、コミケの売り上げを全部つぎ込んでみました。
それで、本体とバッテリー、充電器、おまけのEF-50mm f1.8IIがついてU1万程です。
無論、安いのにはわけがあるのです。
状態としては
・全体的に汚い
・本体、レンズ後部キャップが無い
・アイカップが無い
・レンズはホコリが結構凄い
・レンズの動作不安定
・ファームウェアは何故かkissX2
・シリアル番号が……
・ショット数が……
……深いことは考えるのはやめよう、うん。
ジャンクに近いレベルのモノなので仕方が無いと言うことで。
動作に関しては問題無く、普通に使い倒す実用品としては十分な代物でした。
足りない物を足していってこうなりました。
・アイカップは中古が無かったので新品を購入
・ネックストラップはかつてのEOS40Dのものを流用
・SDカードはあきばおーで適当に選んだ16GBを購入
・HTL22を生贄にタムロン 17-50mm f2.8(手ぶれ補正無い奴)を入手
・お掃除キットはEOS40D買ったときのを流用
……という感じで一端に使える物が出来上がりました。
今日一日、この装備でお散歩カメラをしてみました。
重くないんですよ、これが。
EOS40D+18-270mmのレンズ付きだと約1.6kg。コイツは併せて1kgくらいです。600gの差が非常に大きくてビックリしました。
EOS450DはISOが最高1600なので暗い所は結構キツい上、AFも事実上中央一点しか使えないので、f2.8通しのレンズは結構便利です(でも限界はある)。
作例はこんな感じです。
(EOS450D+Tamron 17-50mm f2.8で全部RAW撮影→DPPで適当に現像)
下手っぴなので何とも言えませんが、ちょっとしたスナップ撮影なら十二分な性能です。
これがU1万円+αで出来るとはいい時代になりました。
まとめ
中古U1万円の一眼デジカメって画素数は600~1000万画素と最新機種に比べると少ないです(450Dは1200万画素ですが。これは運が良かった)。
しかし、画素数が多ければ画質が良いか、といわれると微妙なところで、画素数が多くても悲しい結果になることもあります。高いカメラを買えば写真の腕が上がるかというとそれも微妙なわけでして(少なくとも谷町はそうでした)。
そこで、中古U1万円の一眼デジカメを使ってみて「5世代くらい昔の機種でもまだまだいけるじゃん」と思いました。
本気で勉強するなら最新機種もいいかもしれません。便利な機能もたくさんあります。
ですが、古い機種でもちょっとした工夫やアイテムで十分使えるというのが面白いです。
今回手に入れた子は長く使ってあげられるといいな……。
参考
中古1万円以下デジタル一眼カメラを楽しむ同人誌第2弾 「弱点をアクセサリーで補う!」 – アキバBlog
作者様のpixiv
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 U1万円デジタル一眼のススメ 2