こんばんわ、谷町悠之介です。
今回は友人であるインフラ寺子屋ブログを書いている株式会社クロスキューブ 取締役 CNOの津村彰さんが講師を務めるCisco + Catalyst実機入門に参加しました。
ネットワーク・インフラエンジニアさんなら大抵の方が触っているCiscoの機器ですが、いきなり渡されて、さぁ管理頑張ってー……なんて言われても殆どの方は出来ないと思います。
実は谷町は色々あって、Ciscoのスイッチとルーターを暫くお借りして自由に触れる機会があったのですけれど、説明資料があってもはっきり言ってお手上げでした。
と言うのも、IOS(iPhoneとかのiOSではなく、Ciscoの機器のOSです)があまりにも自由度が高すぎます。それ以前に機器にアクセスする手段も分からない状況で1~2週間くらいググって頑張ってみたりはしたのですけど見事轟沈。その後殆ど触ることも無く返却してしまいました。
そんなこともあったりして、津村さんにお誘い頂き、今回の入門に参加してきました。
開場は高円寺のコワーキングスペース”こけむさズ”さんです(あー、写真撮るの忘れたー)
非常に良い感じのコワーキングスペースの一角で入門は行われました。
今回使ったCiscoのルータ(上。Cisco 1812J)とスイッチ(下。Cisco Catalyst2940)です。
これが1人1セット占有できます。実はこれ地味に凄いことです。ルータもスイッチもエンタープライズ向けの代物でして、1812Jは300人くらいの企業向けのガチルータですし、Catalyst2940に至っては小型ですけど、出来ることはデータセンター向きの製品とほぼ同等です。そんなステキな機器で勉強できるのはあまり機会が無いと思います。
講師の津村さん。IT14年、インフラエンジニア10年のベテランさんで、今回使用するCiscoの機器を自己所有している凄い人です。
今回のレジュメ。スライドにして103枚52ページとかなりの分量があります。ですが、要点をコンパクトに纏めているとても良いレジュメでした。
そんなこんなで入門が始まりました。
進行はプロジェクトの進行や管理の基礎知識から始まって、今回用意された仮想の案件に対してCiscoの機器を用いて設定を組み上げて、テストをしていく、というものでした。
簡単に言うと、某所で使われるブロードバンドルータを用意されたCiscoのルータとスイッチで作り上げるような感じです(若干追加要素がありますが)。
実習風景。
自前のノートPCをCiscoの機器に繋げて、Tera Term等のターミナルで設定を書いていきます。
やることは見た目ほど難しくなく、一般のご家庭にある無線LANルータが設定できて、出来ればLinuxを触ったことがあるならば苦もなくできるでしょう。
\上手にできましたー/
レジュメにそってConfig(設定)を書いて、無事にブロードバンドルータが完成し、インターネットにも繋がりました!
設定どころか機器と繋げるのにどこに繋げればも解らなかった谷町には偉大な一歩です。
今回の入門の感想
企業なら概ね一個はおいてあるらしいCiscoの機器。兎に角出来ることが多すぎて取っつきにくいですし、独学で学ぶにはかなりハードルが高いものです(津村さんは独学で学んだそうですけど……)。
ある程度ITスキルがある谷町ですら轟沈した代物なのに、今回の入門で見事ブロードバンドルータを構築し、インターネットにも繋げることが出来ました。
これも津村さんの丁寧な講義とレジュメがあってこそで、本当に“楽しみ”ながら学ぶことが出来ました。
インフラエンジニアとしては第一歩目かもしれませんが、それでも偉大な一歩を歩むことが出来るような入門でした。
さて、このCisco + Catalyst実機セミナーですが、なんと6月7日に開催されます(というか、今回はプレセミナーでした)。
開催場所は高円寺ではなく、西武池袋線のひばりヶ丘のコワーキングスペースになります。
詳しいが開催概要はインフラ寺子屋ブログさんのエントリーにありますので、気になった方は是非とも参加してみるといいと思います!!