こんばんわ、谷町悠之介です。
先日、行われたプロットを読んでみようの会に参加してきましたのでそのレポートがてら何か書いていきます。
このプロットを読んでみようの会はStray Catさんが主催されたもので、今回が3回目になるそうです。その名の通り、提出されたプロットを様々な人が読んで、様々な意見や思ったことをアウトプットしてプロット書いた人、読んだ人共にモチベーションアップや書く原動力になったら、という趣旨の物らしいです。
今回、私は初参加ということでプロットを読む側になりました。
読んだプロットは2つ。
一つ目は「本場の歩登屋」歩登さんの『アルマの旅人 ~少女と泡沫の背~』
このプロットの作者である歩登さん、実はC82,83とお隣のサークルさんだった方です。そしてこのプロット会でまたお会い出来るとは不思議な巡り合わせです。
歩登さんの作品はダークファンタジーがメインで、このプロットもダークファンタジーな物でした。一言と言うと人のドロドロとした醜い部分と愛についての作品、というでしょうか。
非常にドロドロとしたプロットでした、ええ。愛が霞んでしまう程に……。
ラストは非常に私好みの終わり方でした。底に行き着くまでにドロドロ具合はラストへの伏線、なのでしょうか。
このプロットを読んで思ったことは
・不死身能力って扱い難しいのね
・ドロドロさせるなら容赦なく徹底的にやった方が良い
・中途半端に能力残すと残念になる可能性が高い
でしょうか。
特に不死身能力の扱いは他の参加者さんも仰っており、難しい物なんだな、と思いました。
さて、二つ目は「シアワセモノマニア」青波零也さんの『ラプラスの鳥籠』
青波さんのプロットはミステリーファンタジーというような物で、既に青波さんが構築した世界観の中での話しでバックグラウンドや人物が非常にしっかりしていました。
お話は兄弟愛とミステリーとファンタジーを良い感じな配合で混ぜたものでした。
ミステリーなので話の内容には触れませんが、未来視がキーになるようでした。
このプロットを読んで思ったことは
・未来視能力も扱い難しいよね
・キャラが多いのは良いけど、所謂ミスリーダーが多いかもしれない
・ミステリーとファンタジーって相性結構悪いのかもね
でしょうか
歩登さんのプロットでは不死身能力が話題になりましたが、こちらは未来視です。
参加された方は結構この様なスペシャルな能力の扱いに慎重な意見を述べる方が多かったです。
ですが、個人的には大いに使って良いんじゃないかな、と思いました。
というのも、不死身にしろ未来視にしろ結構幅のある能力だと思います。
未来視を例に挙げると、空の境界の未来福音に出てくる未来視は結構限定的です。チートというのなら式の魔眼の方がチートです。
世界の終わりまで見通せると言う未来視ならチート確定です。これは非常に扱いづらいと思います。コミック版のカルドセプトでこんな能力持った人物がいましたが、全てが「解ってしまう」というのは非常につまらないと言っていました。これは終末まで見えてしまう故にこの世界で生きているのが本当につまらなくなってしまっているようで、主人公のナジャランがとある方法でその未来視から外れた行動をした際は非常に驚いて、ナジャランに興味を持つという描写がありました。
結局のところ何が言いたいかというと、チートクラスの能力も扱い方次第では設定として生きるけど、扱いに失敗すると破綻するかもね、と言うことでしょうか。
プロットを読もうの会全体の感想としては、非常に楽しく興味ある会ではありました。
ただ、プロット出した人はSAN値0になるくらいのダメージを負うよね、と思いました。
会の趣旨ではプロットに対して敬意を持って接して貶したり見放したりしない、とありましたが結構きっついこと言う方もいらっしゃいました。そうでなくてもプロットの根底から変えた方がとカジュアルにいう方もいました。
それが悪いとは思いませんが、そこまで言っても良いの? と思ってしまう発言がありすこしもにょりました。
そんな感じでレポートお仕舞いです。
次回は3/23に開催されるそうです。
しかも、次回私がプロットを出す側になりました。
SAN値直葬待った無しですが、次回出します! と言ってしまったのでやるしかありません。
ダンジョンオブマンダムじゃないんだからそこで男気出してもしゃーないじゃん、と思うのですけど、谷町は根っからのアホなので挑んでしまうのでした。
と言うわけで、次回は最古のプロットを持って望みます。
……おうち帰れる程度にSAN値残して下さいね<参加者の皆様